不敗こそが最も大切なこと。
勝てない時には止める勇気を持つこと。
紹介文にて、この孫氏の兵法は戦争に勝つ為の書物、と述べた。しかし実際には、負けないことが大前提であり、それが最も大切なことである、とのことだ。
それ故に、戦争をする時は、勝利を確信出来る時だけだ、という。
では、100%確実に勝てる自信が無い時には、一体どうすればいいのか?それは、止める勇気、一旦立ち止まり立ち去る勇気、逃げる勇気を発揮すべき、とのことだ。
一見すると、前進する勇気、勇猛果敢に進む勇気は称えられ、後退するというのは、情けない意気地なし野郎!と罵られ気味である。
しかし、本当にそうであろうか?人生とは、常にそのままの状態で進むことが最良とは限らない。
例えば、もう儲からない仕事なのに、ダラダラと事業を継続したせいで、会社の借金が雪崩式に増え続けた結果、社長夫妻が首を括った、という中小企業の事例は沢山ある。
その場合であっても、まだ傷が浅い状態の時に、採算の取れない事業をスパッと切り捨てたり、会社を畳んでおけば、そのような悲惨な事態には陥らなかった訳だ。
ギャンブルにしても、そこそこで、余力の範囲内、お遊びの範囲内で止めておけばいいものを、金も無いのに4円パチンコにはまり、月給の殆ど全てを給与受取日から数日以内に使い果たしてしまうとか・・・。それは究極のバカです。
私は今、確かにギャンブルはやっています。しかし、完全にお遊びの範疇で楽しんでいます。それは、平塚駅前のキコーナの中にある0.2円パチンココーナーで遊んでいるからです。昨日は最初の100円でいきなりリングで777で大当たりしました。500円とお菓子を得ました。勿論、一回当たれば、その後追加で回しません。それに、たとえ当たらなかったとしても、せいぜい500円位遊んだら、それで切り上げます。
これなら、完全にギャンブル依存症とは言えませんよね?完全に、自制できています。でも、私の過去は、金も無いのに、1円パチンコで、たった一日で四万円位スッてしまったこともありました。
ある日なんて、最初の軍資金二万円を浪費してしまい、悔しくて、銀行に行き追加で数万円下ろして、それもまたパチ屋の養分にしてしまいました。その頃の私は、完全に自制できていませんでした。
止める勇気が無かったのです。
故に、ギャンブル以外でも、例えば仕事でもそうですが、あまりにもブラックすぎる職場ならば、過労死や過労自殺する前に辞職する勇気を持つというのも大事なことかもしれません。
但し、職業はギャンブルと異なり、人生において大事なことなので、責任は全部自分自身にあります。慎重に、辞職するかどうかは、自分自身で判断してください。